ここでは、遠江相良氏や肥後相良氏について語ります。
言うなれば、相良氏ファンサイトですよ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
歴史について調べていると、どうしても出演者が男ばかりになってしまいます。
たまには華を添えて、むさ苦しさを解消したい(笑)!
…と言うわけでして。
今回は、初の女の子主人公です。
名前は千代菊ちゃん。
彼女は相良義陽の奥さんですが、ただのお嫁さんではなかったのです。
それはどういうことか、を語る前に、相良家家系図についておさらいしてみたいと思います。
初代長頼の三男坊・頼俊(よりとし)の流れを汲む人吉相良家の血統が途絶えたのは、10代尭頼の頃です。
その跡目を継いだのは、長頼のご長男・頼親(よりちか)の流れを汲む山田永留氏の長続でした。
つまり、10代目から11代目に移行するとき、家督継承者が人吉相良氏流から山田永留氏流へ転換された、ということですね。
そして、さらに。
16代目相良義滋(よししげ)の頃、家督継承抗争への協力の見返りとして、長頼の四男坊・頼村(よりむら)の流れを汲む上村氏流の上村頼興は、自身の長男を義滋の養継嗣とすることを約束させました(義滋の嫡男・満次郎丸は夭逝していた)。
かくして、頼興は、自身の子・頼重(よりしげ:のちの晴広)を相良家17代目当主にさせることに成功します。
さて。
そろそろ千代菊ちゃんの出番です。
彼女は義滋の四女で、晴広の長男・義陽に嫁しました。
千代菊ちゃんの家系は、山田永留氏流。
義陽の血筋は、上村氏流。
…ということは。
10代目尭頼の頃に見られた、家督継承者の血筋の転換がここにも現れた、ということです。
千代菊ちゃんは、永留氏と上村氏を繋ぐ、大きな紐帯としての役割を果したのですよ。
めでたい めでたい(笑)。
ほら、ただのお嫁さんではないでしょう?
・・・え、そうでもない?
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
「『広目天の眼 不知火の海』公演特設サイト」(劇)池田商会制作様
2008年9月14日、九州戦国史を描く演劇を上演されました
「狗小屋」黒い吟遊詩人氏
戦国島津氏が題材の「戦国島津伝」が完結し、現在は「志純太平記」を執筆されています
「犬童頼兄日記」
「殿様の御ために」日々働く犬童頼兄を創作
「さがら紀行」
人吉旅行記
「さがら検定」
さがらマニア度を検定いたします
「匠氏画廊出張所」
管理人の知り合い絵師・匠氏による武将絵です
歴史ブログ村(PC用リンクバナー)
ランキングに参加させていただいています
歴史ブログ村(PC用リンクバナー)
肥後 相良一族
(池田こういち 著)
相良氏の基礎の基礎をおさえるには持って来いの一冊です。
当ブログでいちばんお世話になっています。
街道をゆく3
陸奥のみち、肥薩のみち ほか
(司馬遼太郎 著)
司馬史観が、相良氏を斬る!
人吉のまちの様子が見えてきます。
関ヶ原
(司馬遼太郎 著)
戦国時代を締め括る総決戦。
この大合戦から、相良氏を見てみる。
欲しいもの:日本刀と笛
なりたいもの:相良氏の領民(笑)。
贔屓の相良氏:第11代長続公