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マイナー武将とは言わせない!
ここでは、遠江相良氏や肥後相良氏について語ります。
言うなれば、相良氏ファンサイトですよ。




 
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歴史について調べていると、どうしても出演者が男ばかりになってしまいます。
たまには華を添えて、むさ苦しさを解消したい(笑)!
…と言うわけでして。
今回は、初の女の子主人公です。
名前は千代菊ちゃん。
彼女は相良義陽の奥さんですが、ただのお嫁さんではなかったのです。
それはどういうことか、を語る前に、相良家家系図についておさらいしてみたいと思います。

初代長頼の三男坊・頼俊(よりとし)の流れを汲む人吉相良家の血統が途絶えたのは、10代尭頼の頃です。
その跡目を継いだのは、長頼のご長男・頼親(よりちか)の流れを汲む山田永留氏の長続でした。
つまり、10代目から11代目に移行するとき、家督継承者が人吉相良氏流から山田永留氏流へ転換された、ということですね。
そして、さらに。
16代目相良義滋(よししげ)の頃、家督継承抗争への協力の見返りとして、長頼の四男坊・頼村(よりむら)の流れを汲む上村氏流の上村頼興は、自身の長男を義滋の養継嗣とすることを約束させました(義滋の嫡男・満次郎丸は夭逝していた)。
かくして、頼興は、自身の子・頼重(よりしげ:のちの晴広)を相良家17代目当主にさせることに成功します。

さて。
そろそろ千代菊ちゃんの出番です。
彼女は義滋の四女で、晴広の長男・義陽に嫁しました。
千代菊ちゃんの家系は、山田永留氏流。
義陽の血筋は、上村氏流。
…ということは。
10代目尭頼の頃に見られた、家督継承者の血筋の転換がここにも現れた、ということです。
千代菊ちゃんは、永留氏と上村氏を繋ぐ、大きな紐帯としての役割を果したのですよ。
めでたい めでたい(笑)。
ほら、ただのお嫁さんではないでしょう?
・・・え、そうでもない?

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