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マイナー武将とは言わせない!
ここでは、遠江相良氏や肥後相良氏について語ります。
言うなれば、相良氏ファンサイトですよ。




 
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本日2月22日、キリのいい日付です。
最近どうやら、武将の名前に侵されているようです。
「光景(こうけい)」を「みつかげ」と読んでしまいます。
…はい。
実はですね。
先日、司馬遼太郎氏著の「街道をゆく3-陸奥のみち、肥薩のみち ほか-」を読んでみました。
普段記事を書くとき、とある本を参考にさせて頂いているのですが、その冒頭にこの本の文が引用されていたのです。
当ブログのいちばん最初の記事に書いた「670年も家を継続させたのに、司馬遼太郎氏には『それは偶然だ』と言われていたり」は、冒頭を参考にした記述、つまり「街道をゆく」の内容です。
さて。
司馬氏は実際、相良氏の家系持続をどれだけ「偶然だ」と述べているのか。
その辺りを確かめてみました。

…なかなか徹底的に、偶然を強調していました。
あまり語るとネタばれになってしまいますので、詳細は書きかねますが、氏は、「人吉盆地という、外界との交通を遮断しているかのごとき地形が相良氏を永く守りに守ってきた(本文より)」と考察されています。
隠れ里のような土地であったから、飛び抜けた英雄を輩出せずとも、長きに渡って生き残ることが出来た。
そして司馬氏は、「求麻郡略史」の『時に四方を攻略し、勢(いきおひ)不可なれば則ち入りて之を守る』を引用、そのような相良氏の動態を日本のそれと比較し、類似していると述べています。
小さな一族の生き様を、国なんていう大きなものと比べて下さるとは(笑)。

のちに話は薩摩に移り、島津氏や西郷隆盛などに焦点が合わせられます。
少し面白かったのは、司馬氏の目線の違いですね。
薩摩の人物を語るときは、一人前の人物として敬いを込めて見ているようなのですが、相良氏のときは、半人前の小僧を前にするような、見下げる感のある目線に思えました。
まぁ薩摩のくには、戦国期も、江戸期も、果てには明治維新時も、勇壮かつ自立心旺盛なくにでしたからね。

そう言えば、今週水曜20日のNHK「そのとき歴史が動いた」で、加藤清正について放送されていました。
「肥後」「熊本城」という言葉にそそられて観てみましたが、うっかり相良氏が出て来る場面は一度もありませんでしたorz。
管理人が贔屓にしている長続を出せとは言いませんから、友情と家系存続のはざまで倒れた義陽や、島津幕下から独立し、人吉藩祖として活躍した長毎(ながつね)くらい、出してくれないかな…。
マイナー武将のテレビ出演を願う…。
(マイナー武将とは言わせない、と言ったのは誰だ←笑)

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