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マイナー武将とは言わせない!
ここでは、遠江相良氏や肥後相良氏について語ります。
言うなれば、相良氏ファンサイトですよ。




 
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タイトルをご覧になって、「いきなり何を。相良氏は武士の一族でしょ」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
それが実は、相良氏は、静岡県在住の頃は牧場経営者だったのだそうです。

牧場主・相良さんと、武士・相良氏は、意外に密接な関係にあります。
相良氏という一族が、相良庄を発祥の地とすることは以前書いたとおりです。
その相良庄は、九州に下向した頼景以前5代、周頼(ちかより)がその地に居住したことから始まりました。
(『相良系図』より。しかし、名字の地を得るために意図的に作成された系図であり、偽系。)
同庄は元は官牧で、白羽牧と呼ばれ、飼育した牛馬を馬寮(めりょう※)に貢納していました。
その後、官牧が廃絶され、私牧化された白羽牧は牧域を拡大、新たに相良牧が成立しました。
ここの牛は相良牛と称され、皇族や公家が使う牛車の需要を中心に「国牛ブランド」として有名だったそうです。
かの頼朝が駿河由比の浦に赴き、弓馬の芸や牛追物(うしおうもの)を観覧したとき、その牛の中に相良牛も混じっていた、という話もあるそうですよ。
さらに、朝廷で行われていた仏教儀式に、相良牛の牛乳が上納されていたとも言います。

このように、在地領主として相良牧開発責任者となり、カウボーイたちを束ねていたことが、相良氏武士化の端を発していると考えられています。

※馬寮:管理人は説明しきれないので、Wikipediaに頼りました。ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E5%AF%AE

いやー。
この事実、管理人は意外でした。
武家で刀を振るっていた人の元々が、牧場主だったなんて、愛嬌満点だと思いませんか?
相良牧。
言い換えれば相良牧場。
探してみたら、日本全国どこかにありそうですね。
「さがら牧場」。
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